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  • 東レアローズ掲載雑誌(整理中)


  • 東レアローズがチームとして雑誌に掲載された雑誌を紹介しています。
    選手別の掲載雑誌はメンバープロフィールにあります。
     
       ◆CHARGE THE VOLLEYBALL vol.4 『寺廻太・全日本監督のVリーグウォッチング』
       ◆月刊バレーボール 1999/02 『V.LEAGUE TOPICS』
       ◆月刊バレーボール 1999/02 『1998年Vリーガーの3大ニュース2』
       ◆バレーボールai 2000Vリーグ速報号 『ファイナルラウンド再燃ライブ』
       ◆バレーボールai 2000Vリーグ速報号 『aiちゃんのVリーグ密着レポート』
       ◆JVAファンクラブ・メールマガジン 2005年3月17日号の記事
       すごくいい記事だったので、ファンクラブのメルマガですがJVAにお願いして紹介のOKを頂きました。
    << Vリーグ男子は、東レ・アローズが初優勝!! >>
     初優勝のプレッシャーなどものともせず、レギュラーシーズンの勢いそのままに東レ・アローズが念願のVリーグ制覇を成し遂げました。
     決勝を争ったNEC・ブルーロケッツとの今シーズンの対戦は、レギュラーシーズン4度、ファイナルラウンド1度の計5度を通じて、東レの5戦全勝。NECはわずか1セットを奪ったにすぎませんでした。しかし、決勝はそのNECが初日、2日目とも第1セットを奪い先行。結局、東レの逆転を許したものの、今シーズンの劣勢をまったく感じさせないNECの気迫あふれるプレーは、Vリーグ決勝戦の緊張感を見るものに存分に味わわせてくれるものでした。
     ところで、コート上の熱戦はもとより、今回メルマガ担当者の心に残ったのは、コートサイドの『チーム記録席』から全身全霊で仲間を応援している東レの山口 誠選手の姿でした。  今シーズン、出場機会に恵まれなかった山口選手ですが、かつては東レの正セッターとしてチームの司令塔の重責を担い、全日本に選ばれた経験もあります。その甘いマスクからは想像できませんが、ひとたびコートに立てば体育館にも響き渡る力強いかけ声で仲間を鼓舞し、チームを引っ張っていた姿が印象的です。しかし、一昨年の故障と手術を境に、試合への出場時間は大幅に減りました。  選手であるならば、やはりコート上で優勝の瞬間を味わいたかったはず……。でも、そんな勝手な想像とは裏腹に、山口選手は満面の笑みで喜びを表していました。
     今シーズンの東レは、メンバーが固定されず、情況に応じて柔軟に変化適応する“全員バレー”ともいえるスタイルで勝ち星を積み重ねました。そしてその全員とは、ベンチ入りの12名に限らず、監督、スタッフ、さらにはベンチに入ることのなかった選手も含めた“全員”だったのだろうと思います。  試合会場で私たちが目にするチームの姿は、彼らの活動のごく一部。 表にあらわれない部分で、山口選手もチームの向上に力を尽くし、その誇りを持ってコートサイドから、セッターを務めるときと変わらぬ力強いかけ声で仲間を鼓舞していたのでしょう。
     今回、新人賞を獲得した阿部裕太選手に代表される若手から、あと一歩で優勝を逃した悔しさを知るベテランの笠原紀久選手や齋藤信治選手、小林 敦キャプテン、さらには、かつての名門チームの休部にともない、この東レで新たなバレーボール人生を歩み始めた青山 繁選手にいたるまで、実にさまざまな境遇の選手がこのチームにはいます。だから、優勝の喜びとひとくちに言っても、その思いや深さもさまざまでしょう。ひとつの目標に向けて結ばれたそのさまざまな思いが、今回の東レの優勝が温かく、見るものを励ましてくれる源だったのではないか……。山口選手の笑顔を見ていて、そんなことを思わされました。